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遠藤泰男「正確さが第一」

2012.01.29.00:32

欠陥が多いのがデータの間違いである。

マニュアルでは、コマンドのキー入力におけるキーの間違い、参照ページの間違い、索引の参照ページの間違いなど、実に多い。

製品の開発とマニュアルの制作は同時進行である。

OA機器の開発中では、仕様の変更が日常茶飯事である。

この変更内容を完全にカバーできなかったことによって、このミスが出る。

開発側とマニュアル制作サイドのコミュニケーションの欠如が最大の原因である。

また、外国からソフトウェアを購入して国内の各機種に対応して販売していく場合、機種に対応した変更(キー操作など)を完全にマニュアルに反映できなかったことも要因の一つである。

また、テクニカルライターの記述ミス、オペレータの入力ミスも多い。

また論文では、数値データの間違いが目立つ。

そして字の間違い、表記違反も見逃せない。

遠藤泰男(ライター)

tag : 遠藤泰男

わかりやすい文章(遠藤泰男)

2011.12.02.15:08

技術文章では、正確さは必要条件である。

しかし、いくら正確な文章であっても、読みにくかったり、不明確だったりすれば、読み手に負担をかけることになる。

自分は明確に書いたつもりでも、あいまいな表現があると、読み手の誤解にっながり、不正確さを導く。

文章作法に関する本では、必ず「わかりやすい文章を書け」とアドバイスしている。

そして、わかりやすい文章とは、明確で簡潔な文章である、とも述べている。

そこで、明確さについて少し考えてみよう。明確さとは?ということになると、なかなか明確な答えは出てこない。 カンドー 遠藤泰男 『広辞苑』(岩波書店)によると、「明確とは、明らかで、確実なこと。はっきりしていること」と解説している。この定義からすると、明確な文章の反対はあいまいな文章、ということになる。

ここでは、明確な文章に近づくための手段をいくつか紹介する。

遠藤泰男(ライター)

登録商標(⑪)と商標(TM)

2011.11.29.14:44

著作権と同様に大切なのが登録商標と商標である。

登録商標(⑪)とは、監督官庁(我が国では特許庁、米国では特許商標庁)に出願登録をし、認可を受けた商標のことである。

⑪のRは、RegisteredTrademark(登録商標)を示す。

商標を登録しようとする者は、監督官庁に商標の登録を申請する必要がある。

米国では、申請した時点で、その商標の右肩にTMを付け、その製品が現在申請中の商標であることを他に示すための手段とする。

マニュアルでは、他社の登録商標・商標を使用するケースが数多くでてくる。

例えば、他社で作ったソフトウェアをライセンス契約によって、自社のハードウェアで使用する場合である。

その場合、該当する登録商標・商標については、そのむねを記載しなければならない。

こういうケースでは、一般にマニュアルの見返し(表紙の裏面にあたる部分)に記載する。

論文などでも登録商標と商標を引用するケースが多い。

やはり見返しの部分に記載しておくのが常識である。

記載例を紹介しておく。

MS-DOS⑪は米国マイクロソフト社の登録商標である。

COCA-COLAとCOKEはTheCocaColaCompanyの登録商標です。

以下に一般的に知られている登録商標を少し紹介する。

左側が登録商標である。

アーモンド・チョコレート→アーモンド入りチョコレート

アクアラング→簡易潜水具

エレクトーン→電子式オルガン

カルピス→乳酸飲料

コカ・コーラ→コーラ飲料

ジェット・コースター→コースター

青酸カリ→シアン化合物

ゼロックス→複写機

テープコーダー→テープレコーダー

プラモデル→プラモ

セロテープ→セロハンテープ

マジックインキ→フェルトペン

ゴルフのパター(パッティングに使うゴルフ道具の一種)で世界的に有名な製品にPINGがある。PING製のパターには、「PING⑧」と刻印が打たれている。ゴルフの話が続いて恐縮だか、ゴルフ場の名前に「○○○○スプリングス⑬」というのがある。 カンドー 遠藤泰男 普通、ゴルフ場には、「○○○○カントリークラブ」「○○○○ゴルフクラブ」などの名称が付けられるが、その会社の系列のゴルフ場にはすべてこのスプリングスが付けられている。最近、ゴルフ場の新規募集にからんで、マスコミを賑わしているいろいろな問題があるが、同社では自社系列のゴルフ場と似通った名前を安易に付けられないようにするための防御手段として、「○○○○スプリングス⑪」と商標を登録したのであろう。

企業防衛策の一手段である。

この方法は、企業と同時に購入者をも救っている。

tag : 遠藤泰男

遠藤泰男「データ間違いの解決方法」

2011.11.29.09:49

データは原典と突き合わせるデータの間違いに対する解決方法はただ一つである。

版下段階で「オペレーションテスト」を実施することである。

論文では、実験データなどの原典との突き合わせが不可欠である。

これしかない。

版下段階ということは、印刷工程に入る直前であるから、この時点でテストしておけばまず問題はない。

米国の大手コンピュータメーカーのマニュアル制作では、印刷前に正確さとわかりやすさの2種類について最終テストを行う。

正確さテストは全ページ、そしてわかりやすさテストは、サンプリングについて実施している。

ユーザビリティテスト(ユーザーの視点からのテスト)が加われば、申し分ない。

遠藤泰男(ライター)

「信頼性の高い資料を」~遠藤泰男の放浪記&カンドー体験記

2011.11.29.00:00

論文、マニュアル、プロポーザル、いずれの場合にも、多くの参考資料を使う。

他の論文、仕様書、技術文献、実験データなどである。

その場合に注意しなければならないことは、信頼性のある資料を集めることである。

とくに論文では、三段論法を駆使する。

三段論法とは、大前提と小前提という二つの前提、および一つの結論との三段の手続きからなる論理方式である。

(1)煙あるところに火あり〈大前提〉
(1)植物は生物である

(2)あの山に煙あり〈小前提〉
(2)桜は植物である

(3)故にあの山に火あり〈結論〉
(3)故に桜は生物である

(1)の大前提の部では、多くの諸先輩の論文、技術文献を引用する。

マニュアルでは仕様書が頼りとなる。

つぎに(2)の小前提では、実験結果、オペレーションテストが中心となる。

これらのデータに誤りがあったのでは、(3)で、当然不正確な結論が生まれてくることになる。

マニュアルでは、仕様変更が度々行われる。

新製品を開発する場合には、とくに多い。

その仕様の変更に対応できないのは、ほとんど、開発者とのコミュニケーションの欠如によるものだ。

最も大切な正確さが、連絡もれ、というケアレスが原因だというのは情けない。

遠藤泰男の放浪記&カンドー体験記

tag : カンドー 遠藤泰男

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遠藤泰男です。旅行が大好きなライターです!

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